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同じ年齢でも「どうしてあの人はあんなに若く見えるんだろう？」そう思ったことはありませんか？ 実は老化の原因は「活性酸素」による影響が大きいそうです。今回は活性酸素とは何なのか、一体老化とどんな関係があるのかをご紹介します。

「活性酸素」って？

酸素と言えば私たちが生きていくうえで欠かせない存在。「活性」とつくとまるでからだに良い酸素なのでは？ と思いますよね。酸素の役割は呼吸で体内に取り入れ、食事で摂った栄養素を燃やし私たちが活動するためのエネルギーを作ること。その過程で生まれるのが活性酸素です。

活性酸素は酸化作用が強いので、体内に侵入してきたウイルスや細菌を退治する作用もあるんです！

私たちにとって欠かせない存在である活性酸素ですが、実は必要以上に増えすぎると細菌やウイルスだけでなく、健康な細胞までもを攻撃してしまう可能性も…。細胞が攻撃されるということは「酸化」することで、老化の原因になると考えられます。

酸化による老化現象

細胞が酸化すると、それぞれの細胞が生き生きと活動できなくなり、

• 肌にツヤがなくなる
• シミやシワが増える
• 白髪・抜け毛が増える
• 体力が落ちてきた
• 風邪を引きやすくなった

など一般的な老化現象が現れます。年齢より老けて見える人は活性酸素を多く生み出してしまっている、ということになるでしょう。

要注意！ 生活に身近な活性酸素

活性酸素は呼吸での酸素の取り入れだけで生まれるものではありません。実は普段何気なく生活している中で、意外な場所に潜んでいるのです…。

日常生活の中で活性酸素の原因となるもの

• 空気中の化学物質
• 紫外線
• 電磁波
• ストレス
• 睡眠不足
• 喫煙
• 食品添加物など

現代ではどうしても避けられないものばかりですよね。これでは活性酸素が増える一方なのでは…？ と思ってしまいそうですが、生活習慣を少し工夫するだけで「サビないからだ」を手に入れることができます♪

抗酸化力をつけてサビないからだに！

食品から抗酸化力を取り入れる

私たちが口にする食品の中には抗酸化作用のある食べ物がたくさんあります。

• ビタミンＣ・Ｅの抗酸化ビタミン
• βカロテンやリコピンなどのカロテノイド
• 色素や苦み成分のポリフェノール

これらは最近よく耳にするので、意識している方も多いのではないでしょうか？ しかしいくら抗酸化力を取り入れたいからと言って、そればかり摂って栄養面で偏り過ぎるのもNG！

それぞれの栄養素はからだのために他にも色んな役割を持っているので、野菜・果物・海藻・きのこ・豆類など、バランスよく食事に取りいれて抗酸化力を作りましょう♪

ストレスを感じない程度の運動を！

運動は美容や健康・ストレス発散など、からだにとっても良いことばかり。運動時は普段の呼吸と比べると、酸素を大量に必要とします。息が上がれば呼吸の回数が増えどんどん酸素を吸いますので、その分活性酸素が生まれやすい！ ということなんです。

「では、運動はしないほうがいいの？」と思ってしまいそうですが、適度な運動はからだの血流を良くします。活性酸素に対する抵抗力を高める効果があるんですよ♪

活性酸素を増やさないオススメの運動

•  ウォーキング
• ヨガ・ストレッチ
• 水中ウォーキングなど

共通しているのは息が上がらない程度のゆったりとしたペースで行える運動であること。必要以上に酸素を取り入れないので活性酸素の発生量を減らせます。ハードな運動ではないので気軽に始められるのではないでしょうか？

まとめ

現代社会では活性酸素に触れる機会が多く、知らず知らず老化の原因となる酸化を引き起こしているかもしれません。しかし、どういう場面に活性酸素が潜んでいるか知っておけば対策することができます。今からでも遅くはありません！ 今日から抗酸化力を身に付けていきましょう♪　

参考文献：「老けないオーガニック」