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お肌のバリア機能は外敵から肌を守ったり、健やかな肌を保つのに重要な役割を持っています。肌バリアを維持するには日ごろからのスキンケアが大切なのですが、弱点は乾燥です。今回は肌バリアを守るための「乾燥予防」についてお話します。

肌バリアと水分量の関係とは？

お肌の角質層の水分量は20～30％が理想的と言われています。水分量が20％を切ると乾燥状態と言われるんですよ。そもそも肌バリアはティッシュペーパー1枚分ほどの厚さ！ そこには角質層が幾重にも積み重なっていて、その間を埋めているのが水分です。つまり、肌バリアの水分量が減ると肌バリアは薄くなります。

肌バリアが薄くなる＝肌トラブルの原因

外敵から真皮を守れなくなるだけでなく、肌自体の水分量も逃がしてしまいます。

・つっぱり

・カサつき

・しわの原因 

などの肌トラブルを引き起こしてしまうんです。

肌本来のちからで乾燥から肌バリアを守ろう！

お肌の乾燥予防と言えば保湿クリームなどで水分や油分を補いますよね。肌バリアを守るには大切なスキンケアですが、今回は肌そのものの力で肌バリアを守る方法をご紹介します。

肌の状態に合わせて「洗顔」を工夫する

毎日行っている「洗顔」。皆さんはどのようにされていますか？

• 朝のメイク前に余分な皮脂や角質を落とし、化粧のノリを良くする
• 夜はクレンジングでメイクをキレイに落とし、洗顔料で仕上げ

などでしょうか。お肌を健やかに保つためには毎日の汚れをキレイに落とすことが大切！ ただし、洗顔の仕方によってはお肌の乾燥に繋がってしまうこともあるんです。

お肌の乾燥を防ぐには皮脂を落としすぎないことが大切。皮脂は年齢とともに分泌量が減っていくので、年齢を重ねるごとに乾燥しがちになります。洗顔するときの一工夫が必要になります♪

ポイント① 皮脂の量をチェックして状態に合わせて洗顔をする

朝目が覚めたときお肌の皮脂の状態はいかがですか？ 季節にもよりますがべたついていたり乾燥したり様々だと思います。

• べたついている時は洗顔料を使って洗顔
• 乾燥気味のときは水～ぬるま湯で洗顔

など皮脂の量をチェックして、その日に合わせた洗顔を行いましょう。乾燥している状態で洗顔料を使うと必要以上に皮脂を落としてしまうので、余計に乾燥を引き起こしてしまいます。

水の温度に注意！

食器洗いやお掃除のときにお湯を使う汚れがするっと落ちやすくなりますよね？ それはお肌も同様です。洗顔の際もお湯の温度が高ければ高いほど汚れは落ちやすくなりますが、同時に皮脂も落ちやすくなります。お湯で洗顔するときは熱すぎないぬるま湯にして乾燥を防ぎましょう！

ポイント② 乾燥の季節はW洗顔を控えよう

メイクをした日はクレンジングをしてから洗顔を行う「W洗顔」をしますよね。しかし秋や冬は乾燥の季節。この時期にW洗顔をすると洗いすぎになってしまうこともあるんです。

• 洗浄力の高いクレンジング剤の使用を控える
• クレンジング後は水やぬるま湯で洗顔する

ことがポイントです。

一方夏場は汗や皮脂でべたつきますので、余分な皮脂を残しておくのはお肌にとってNG！ 季節に合った洗顔方法で乾燥からお肌を守りましょう♡

ポイント③ 時には部分洗いで余分な皮脂をオフ♪

頬は乾燥しているけど皮脂の分泌が多いTゾーンはベタベタ…

そんなときは部分洗いで気になる場所だけ洗顔料を使うのが◎ 額や鼻は洗顔料で、他は水やぬるま湯で済ませるのは、混合肌タイプの方にもオススメです！ 洗顔後頬などのつっぱりやかさつきが抑えられますよ♪

まとめ

いかがでしたか？ 洗顔の仕方によってお肌の乾燥は抑えることができることが少しでも伝わっていれば嬉しいです。保湿クリームなどで乾燥を防ぐことはもちろんですが、肌が持つ本来の力で乾燥を防ぐことは健やかな肌バリアの維持にも繋がります。

お肌の調子が悪いな…と感じた時はぜひ洗顔の仕方を見直してみてくださいね！自然の力でみずみずしい美肌を目指していきましょう！

参考文献：「老けないオーガニック」